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「丸付けはめんどくさい!」子供の丸付けは親がすべき?

「丸付けはめんどくさい!」子供の丸付けは親がすべき?

勉強をするうえで、必ず行う作業が丸付け・答え合わせです。これは勉強の中ではとても重要な作業ですが、嫌いな子供は多いですね。すべて正解ならばいいのですが、どうしてもバツをつけなければいけないときが来ます。バツをつけたくなくて、誤魔化す子供もたくさんいますね。まぁそれが普通なんですが…。誤魔化すのを防止するために、大人が丸付けをすべてやるべきなのでしょうか。今回はそういった悩みについてお話させて頂きます。

〇見出し

1.    丸付けはすべて保護者がやるべき?
2.    「丸付け上手は勉強上手」丸付けの重要性を伝えよう
3.    丸付けの方法
4.    まとめ

1. 丸付けはすべて保護者がやるべき?


答えは半分はYESで半分はNOです。曖昧な答えで恐縮ですが、要は、小学校3・4年生くらいまでは、丸付けは保護者の方がやった方が良く、5・6年生くらいになったら、子供たちに任せるという方法が良いです。さすがに小学校の低学年の間はまだ答え合わせが何なのかを分かっていません。とりあえず、正解だったら〇だし、間違っていたら×をつけるという単純な作業としかとらえていません。だから、答え合わせが雑になったり、不正解でも〇にしたりします。それではせっかくの学習の効果は期待できません。低学年のうちは保護者の方が丸付けをしてあげてください。そして、正解していれば、思い切り褒めて、間違えているところでは、なぜそうなったのか、どのように考えればよいのかを一緒に考えてあげましょう。そうすれば、親子のコミュニケーションにもなります。間違っても、不正解だからといって怒る、嘲るなどのないように注意しましょう。反対に、5・6年生になったら、答え合わせは子供に任せるようにしていきましょう。これは自律への第一歩でもあります。中学生になったら、確実に自分の力で丸付けをしなければならなくなります。その練習をさせてあげることが大切です。ただ、全てを子供に丸投げをすると、誤魔化したり、雑に丸付けをしてしまうかもしれません。保護者の方は定期的にチェックだけはしてあげましょう。雑に丸付けしている箇所などが見られれば、その都度注意してあげてください。間違えている問題は必ず考え直しをさせましょう。どうしても分からないという時は、教えてあげられるものは教え、無理なものは先生に質問をさせるように声掛けしましょう。

2.  「丸付け上手は勉強上手」丸付けの重要性を伝えよう


勉強が得意な子供は丸付けが上手です。反対に勉強が苦手な子供は丸付けが、残念ながら下手です。それは丸付けの重要性を本当に理解していないからです。丸付けは単なる作業のように感じられますが、全くもってそんなことはありません。日本の教育では、どうしても100点がよくて、50点はダメと点数主義になってしまいがちです。そのため、子供たちは丸付けをするときも、その問題が正解か、不正解かのどちらに執着してしまいます。正解だったら喜ぶだけ、不正解だったら悲しむ、やる気なくすだけになってしまいます。それでは学習の効果はほとんどありません。丸付けの本質は、なぜ、その問題に正解できたのか、または不正解になってしまったのかを考えることにあります。特に間違えた時になぜ間違えたのかを考えることがとても大切です。勉強が得意な子供は本能的にこの思考をします。しかし、勉強が苦手な子供は絶対に考えません。難しいことですが、まずは子供たちに丸付けの本質を説明してあげることが重要です。これは一筋縄にはいきません。粘り強く、小学生の間に何度も説明をしてあげましょう。それが中学生での勉強に必ず活きてきます。

3. 丸付けの方法


ここでは当塾の丸付けの方法を説明します。際立って特徴的な丸付けをしている訳ではありませんが、基本的な丸付けの方法を共有させてもらえればなと思います。丸付けにおいて気を付けることは、「新鮮さ」です。よくあることですが、丸付けを面倒がって、あとでまとめて丸付けをする子が多いです。これは一番ダメです。丸付けの段階で自分がどのように解いたのかを忘れていると意味がありません。あくまでも、丸付けはなぜ正解したのか、または不正解だったのかを考えることが大事なので、自分がどのように解いたのかを忘れてしまっていては、全く意味がありません。だから、答え合わせは最低でも1ページずつすることが大事です。また蛍光ペンで丸付けをする子供も多いですが、これは止めましょう。蛍光ペンはあくまでも目立たせるためのもので、丸付けをするためのペンではありません。何を書いているか分からなくなる丸付けは意味がありません。もしお子様が蛍光ペンで丸付けをしているときは注意してあげましょう。間違えた問題には✓をつけていくことも効果的です。×をつけるだけでなく、チェックをつけていくことで、あとで解き直しをするときにどの問題が間違えていたのかを一目でわかるようにしておくといいでしょう。また間違うごとにチェックをつければ、どの問題が苦手なのかも分かりやすくなります。間違えた問題は絶対にそのままにせず、解説を見て考えさせ、それでも無理な時は、誰かに質問させるようにしましょう。ここが丸付けで一番大事なところです。質問する相手は限定しない方がいいです。友達でもいいし、学校の先生でもいいし、塾の先生でもいいし、誰か分かる人に聞くことを必ず声掛けしてあげましょう。もちろん保護者の方が答えられる問題は答えてあげるのも一つです。大事なのは、本当に困った時は誰かに頼るということ覚えることです。1人で悩まない、ほったらかしにしないことを癖付けさせていきましょう。また必ず質問して、理解できたかまでチェック、声掛けしてあげるようにしましょう。

4. まとめ


丸付けは勉強において、一番大事なことの一つと言っても過言ではありません。それくらい丸付けは大事なことです。何度も言うようですが、保護者の方がずっと丸付けをする必要はありません。チェックだけは定期的に行い、小学生の間にいかに丸付けが大事なのかをお子様にぜひ教えてあげてください。

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