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「あなたの過去問の取り組み方は大丈夫?」学習塾の先生が教える過去問対策のポイント

受験対策 「あなたの過去問の取り組み方は大丈夫?」学習塾の先生が教える過去問対策のポイント

そろそろ受験のシーズンが本格的に近づいてきました。学校の学習内容も終盤に差し掛かり、志望校も本格的に考えている段階ではないでしょうか。志望校が決まれば、過去問を解くことになります。過去問を解くといっても何も考えずにただ解くだけでは効果が半減してしまいます。ここでは学習塾の先生が教える過去問の解き方のポイントを解説していきます。

〇見出し

  1. 過去問を解く意義について 
  2. ポイント① スケジュールをきちんと考えよう 
  3. ポイント② タイマーをセットしよう
  4. ポイント③ 丸付けする際の注意と合格点の確認
  5. ポイント④ やり直し、解き直しを徹底しよう
  6. まとめ    

 

1. 過去問を解く意義について

 

志望校が決まれば過去問を解くというのは当たり前のように聞こえますが、過去問を解く意義はどこにあるのでしょうか。当然、志望校の入試の傾向を知り、その学校の問題に慣れることが第一でしょう。ただ過去問を解く意義はそれだけではありません。特に公立高校を志望する生徒たちにとってはもう一つ大事な意義があります。私立高校の入試問題は基礎から発展的な問題まで幅広く出題されます。入試問題を解くだけでかなりの実力アップが見込めます。ここでしっかりと過去問に取り組むことによって公立高校の入試問題を解くための基礎学力を高めることがとても大切です。ただ目の前の問題を解くだけでなく、これは先に繋がっているのだという意識をもって取り組むようにしていきましょう。

 

2. ポイント① スケジュールをきちんと考えよう

 

過去問を解く際に一番初めに考えるべきことは、取り組むスケジュールをきちんと考えることです。早い時期から取り組むことに越したことはありませんが、あまりに早すぎると、未習の単元が多くなってしまい、解けない問題が出てきてしまいます。逆に時期が遅すぎると過去問を解く時間が十分に確保できなくなってしまいます。12月初旬くらいから始めるのが一番理想的かなと思います。最低でも12月3週目くらいには私立の志望校は決まっているので、そのあたりには必ず始めていきましょう。過去問のペースとしては、1日に1教科、または2教科くらいを解くのが良いでしょう。1週間で1年分を解くのが理想です。土日の時間がある時に、集中的に間違えた問題のやり直し、解き直しをして、完璧に理解していきましょう。

 

3. ポイント② タイマーをセットしよう

 

過去問を解く際には、必ずタイマーをセットして、時間厳守で取り組むようにしましょう。間違っても、早めに切り上げたり、時間を延長したりすることの無いようにしましょう。これは、なるべく本番に近い状態で過去問を取り組み、練習を本番と同じ環境にするためです。合わせて、実施時間も1割ほど減らして解くようにするといいでしょう。例えば45分のテストであれば40分で解くようにするといったことです。入試当日はどうしても緊張があります。時間の感覚も普段とは異なるので、なるべく短い時間で解く練習を普段からしておきましょう。

 

4. ポイント③ 丸付けする際の注意と合格点の確認

 

過去問の採点はなるべく自分に厳しくするようにしておきましょう。漢字のトメ、ハネ、ハライなど、細かい部分までこだわって採点していきましょう。記述問題、作文などの丸付けは極力第三者に頼むようにしましょう。学校の先生、塾の先生、保護者の方などの複数の目を通して、採点してもらい、平均の点数をつけるのが理想的です。特に記述の問題は、書き方が違うだけで、正解の場合もあります。なるべく正確に点数をつけて、合格点と照らし合わせるようにしましょう。合格点、合格者平均点は過去問に掲載されていることが多いので、一度確認してみましょう。もし載っていなければ、ネットなどで調べてみましょう。ちなみに公立高校は合格点は非公表です。

 

5. ポイント④ やり直し、解き直しを徹底しよう

 

スケジュールの部分でも述べましたが、土日で集中的に過去問のやり直し、解き直しをするようにしましょう。解きっぱなしにしてしまうのが一番もったいないです。良い問題が多いので、必ず解き直しをして、分からない問題は解説をまずは読むようにしましょう。解説を読んで自分なりに解決をすることで、国語の読解力の強化にもつながります。解説も読まずに質問をするのはなるべく控えるようにして、どうしても理解出来ない部分は必ず誰かに質問をするようにしていきましょう。これを徹底するだけで効果は絶大なものになります。

 

6. まとめ

 

過去問は難しいと思います。今までに出くわしたことのない問題も出てくると思います。合格点に届かなくて不安になることもあるでしょう。ただもう時期は迫ってきているので、不安は行動の糧にしていくようにしましょう。出来ない問題は必ず出来るように、基礎から分からない場合は基礎からもう一度やり直すようにしていくといいでしょう。ここでの最後の頑張りがどんな結果であれ大きな力となります。頑張ってください!



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