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塾講師が考える志望校(高校受験)の決め方のコツ

受験対策 塾講師が考える志望校(高校受験)の決め方のコツ

ここでは志望校(高校受験)の決め方についての塾講師目線のアドバイスを書きます。お子様にとって人生で初めての自分で自分の将来を選択する、とても大事なイベントです。少しでも参考にして頂ければと思います。

〇見出し

1.    志望校を決めるうえで守るべきこと
2.    ポイント① 学校の雰囲気
3.    ポイント② 距離
4.    ポイント③ 偏差値
5.    ポイント④ 部活働
6.    ポイント⑤ 進学実績
7.    まとめ

1. 志望校を決めるうえで守るべきこと


まず初めにとても大事なことからお話していきます。志望校を決めるうえで、1番大事なことは「完璧な学校はない」と思っておくことです。保護者、お子様の両方が、完全に納得のいく学校を見つけられることは本当に珍しいです。完璧を追求してしまうと、志望校が決まらなくなるので、どこを軸にするのかを決めておきましょう。また、保護者の方の意見・主張が強すぎることが良くあります。もちろん大切なお子様の将来のことが関係することなので、保護者の方の意見もとても重要なのですが、時に行き過ぎる方がいらっしゃいます。「自分の時代はこうだった」、「言う通りにしないと絶対に後悔するから」など、面談をしていてもたまに聞こえてくる声です。お気持ちはとてもよく分かりますが、「お子様の行きたい高校=志望校」であるべきです。お子様が志望校で悩んでいて、なかなか決まらないこともありますが、焦らないことです。また鼻から「無理」と決めつけることもやめましょう。しっかりとお子様とお話をして、じっくり一緒に考えてあげてください。たまにはお子様と2人でお出かけでもして、気軽に話を聞いてあげるのもいいかもしれませんよ。

2. ポイント① 学校の雰囲気


ではここから志望校を決めるうえでのポイントをいくつかご紹介いたします。まずはなんといっても学校の雰囲気を見ることです。学校といっても、現在は多種多様なコースを設けている学校が多いです。お子様がどの方向性を望むのかを一緒に考え、まずはオープンスクール・学校説明会・文化祭にお子様と一緒に何校か足を運んでみましょう。資料に記載された内容では伝わらない、学校の特色が必ず見えてきます。お子様がここに通ってみたいと思う学校を探せるように、何校か見学に行ってみましょう。オープンスクール・学校説明会は私立・公立問わず、たいていの学校で、夏休み~12月くらいまでで実施されています。文化祭は10月、11月くらいに実施されることが多いです。

3. ポイント② 距離


次に通学環境についてです。もちろんアクセス・距離はとても大事な要素です。実際に3年間以上は通う場所です。通学にかけられる時間は最高でも30分~1時間くらいです。それ以上になると、往復の通学に時間を取られて、お子様の負担が大きくなってしまいます。オープンスクールに出かける際に、実際にどのくらい時間がかかるのかも測っておくことをお勧めします。

4. ポイント③ 偏差値


偏差値もかなり重要な要素となります。偏差値がすべてではありませんが、目指す高校の偏差値が、自分の偏差値と10以上も離れている場合は、正直かなり厳しいと言えるでしょう。まずは、模試などを積極的に受験し、自分の正確な立ち位置を把握することがとても大事です。ただ、偏差値に左右されすぎるのも良くはありません。成績は最後の最後まで伸びます。あくまでも、チャレンジしたい、どこを目指したいということに意識を向けて、努力することに重きを置きましょう。成績に関しては自分で悩まずに、学校の先生、塾の先生などの受験のプロにしっかり相談の上、確認しながら進めましょう。

5.部活動


中学生の時から部活動を一生懸命取り組んできたお子様は特に気になるポイントだと思います。中学時代に続けていた部活をそのまま高校でもやりたい場合は、その学校がどのくらい入りたい部活に力を入れているのかを事前に調べておきましょう。また中学校にはなかった珍しい部活がある学校もあります。何か新しいことを始めたいというようなお子様にはそういう珍しい部活に入るのもいいのではないでしょうか。珍しい部活ではみんなが初心者です。未経験など関係なく始めることができます。

6. 進学実績


大学の進学実績はほとんどの高校がホームページなどで公表しているので、ぜひチェックしてみましょう。もし将来の目標がある程度決まっていて、進学したい大学が分かっている場合、その大学の合格実績はしっかりと見ておきましょう。もし合格実績が少ないのであれば、その大学に進むための授業やカリキュラムが無い可能性が高いです。また高校には「指定校推薦枠」という、特定の大学の推薦入試に、大学から指定された高校の生徒だけが応募できるシステムがあります。指定校推薦の枠には高校の内申点が関わってきますが、そもそもの合格率が高いというのは魅力だと思います。その大学の指定校推薦枠があるかどうかも、志望校を選ぶ際に参考にしてみてください。

7. まとめ


志望校を決めるということは、簡単にいくものではありません。どのタイミングでも、状況でもお子様の気持ちを第一に考え、友達と一緒だからとか、先生がこういったからとか、知名度など安易な理由で決めず、オープンスクールなどに積極的に参加して、お子様としっかりとお話したうえで、焦らずじっくりと決めていきましょう。誰にとっても後悔のない受験になるようにして頂けば幸いです。



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