受験対策
「オープンスクールは必要?」学習塾の先生が教える学校見学のポイント
秋になり、比較的過ごしやすい季節になってきました。学習面でも2学期の後半に差し掛かり、忙しさが増していく時期ですね。特に受験生は、定期テスト、実力テスト、模試などで追われているかもしれません。その上進路のこともそろそろ本格的に考えなければならない時期に入ってきました。オープンスクールも盛んになってきています。ここでは学校見学におけるポイントをお話させていただきます。
〇見出し
1. オープンスクールは本当に必要?
2. 学校までのアクセス方法を知ろう
3. 学校の雰囲気、施設を見よう
4. 学校の取り組みを知ろう
5. 入試のポイントを教えてもらえる
6. まとめ
1. オープンスクールは本当に必要?
10月~11月にかけて様々な学校でオープンスクール、学校説明会が開催されています。お子様にとって進路を決めるうえで1つの手助けになることでしょう。ただオープンスクールに何校も行くことはあまりおすすめしません。1校または2校くらいに絞って行くといいと思います。あまりにたくさんの学校に行き過ぎると、かえって目移りしてしまい、どの学校が本当に良いのか分からなくなるかもしれません。ある程度お子様の今の成績なども考慮して、本当に必要な学校のみ見学しておくといいでしょう。
2. 学校までのアクセス方法を知ろう
オープンスクールでまず1番初めに知っておくべきポイントは、アクセス方法を確認することです。交通手段や所要時間などはネット等で調べればわかることなのですが、実際に行ってみると、バスが渋滞しがちで思ったより時間がかかったり、歩く距離が意外と長かったり、予想外のこともあります。実際に入試の日に動揺しないように、予めこの機会にしっかりと体験しておくといいでしょう。
3. 学校の雰囲気、施設を見よう
次に学校の雰囲気、施設を実際に見ておくとよいでしょう。学校によっては体験授業なども実施しているところもあるので、これは積極的に参加しておきましょう。ただ気をつけておきたいのは、あくまでもオープンスクール、学校説明会は学校の良いところを紹介する場であることを念頭に置いておきましょう。実際に入学してみると、オープンスクールとは雰囲気が全然違うこともしばしばあります。もし学校の普段の姿を見るのであれば、クラブ見学や、文化祭などの見学をしてみるといいでしょう。そちらの方が本当の雰囲気は分かりやすいかと思います。
4. 学校の取り組みを知ろう
もちろん学校の教育方針、クラブ活動、進学実績などは、説明会を通してしっかりと見ておきましょう。もし自分の目指すべき道があり、そういった道に進んでいる先輩がいればOKですが、全くいない場合などは少し再考の余地があるかもしれません。クラブ活動も同じことが言えるでしょう。また私立高校などではコースによってクラブ活動が制限されているところもあります。そういったところはしっかりと確認を取っておきましょう。また保護者の方は、授業料などの費用も確認しておきましょう。支援制度などもあるので、詳細はオープンスクールで担当者の方に確認しておくとよいでしょう。
5. 入試のポイントを教えてもらえる
オープンスクールに行くと、ほとんどの学校で、入試の際にどの部分に気をつけて勉強を今後進めていくべきなのかを教えてくれます。中には過去問を解いて、対策授業をしてくれる学校もあります。積極的に参加して、今後の参考にしていきましょう。
6. まとめ
オープンスクール、学校説明会はどの学校も同じようなタイミングで行われています。行きたいところが被ってしまうこともあるかもしれません。ただオープンスクールに行けばそれで良いというわけではありません。しっかりとまずはネット等で調べたり、先生に話を聞いてみたりして、本当に必要な学校のみ参加するようにしましょう。そしてオープンスクールをきっかけにもう一段階勉強のギアを上げる準備をしていくといいでしょう。