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反抗期を迎えたお子様への指導方法

反抗期を迎えたお子様への指導方法

反抗期はお子様が成長するうえで必ず通る道です。反抗期を迎えたお子様の対応は保護者の方も大変苦労されていると思います。私の担当した生徒の中にも、反抗期のきつい子もいました。反抗期を迎えた生徒の対応の方法をお話しします。

〇見出し

1.    反抗期とは
2.    反抗期の生徒の対応
3.    まとめ

1. 反抗期とは


反抗期とはどんな風に定義できるしょうか。あまり考えたことはないかもしれませんが、少し考えてみることにしましょう。一般的には小学校高学年くらいから始まり、何でも自分の方法でやってみたくなる、保護者の言うことには耳をかさなくなることが反抗期かなと思います。ではなぜ子供は反抗期になるのでしょうか。人間は産まれた直後は「自我」というものがなく、自分と他者の区別がありません。成長するにつれて、自分を発見し、他者と比較するようになります。そして自分を客観視して、自分の意見を他者に主張し始めます。これが「自我の芽生え」です。この時期になると、何でも自分でやってみたいと感じる自律心が強くなり、自己主張や反抗を強く行うようになりますが、大人から行動を止められることも増えるため、ますます反抗や自己主張を強くするのです。だいたい2~3歳くらいで第一次反抗期を迎え、この時期は親を他者としてモデルとすることで、一旦反抗は落ち着いていきます。それが、小学校高学年くらいになると、モデルとしていた親に疑問を持ち始め、それを覆し、自律心がまた強くなり、自分はどう生きていくのかを考えはじめます。これがいわゆる反抗期と呼ばれるものですね。親の言うことを聞かなくなるのはこれが原因です。しかしこうした期間があるからこそ、自分と他者との違いへの認識を深めていくことができ、また自分の意見をしっかりと持ち、主張することもできるようになります。反対に反抗期がないということは、自我がないということにつながりかねません。自己主張が上手くできなかったり、他人の顔色をうかがって行動したりする大人になり、健全な自律が困難になることも多々ありますので、自我を育てるということはとても大事だととらえることが大切ですね。

2. 反抗期の生徒の対応


私も塾講師をしている上で、様々な生徒に出会ってきましたが、もちろん反抗期の生徒を受け持つこともあります。反抗期の生徒はやはり、自己主張が強いため、自分の思う通りにいかないと機嫌が悪くなったり、言うことを聞いてくれなかったりすることも多々あります。例えば、宿題をしない、遅刻する、無断で休むなど、様々あります。こういった場合の私としての対応は、最初はお子様の自由にさせるということを基本にしています。ただしこれは、放任しているというわけではなく、まず自分で考えさせるということを基本にしているという意味です。もちろん、宿題をしないとか、遅刻するとか、無断で休むということは勉強量がもちろん減りますね。その状態でテストの点数を取るのは難しいです。その時に結果を通じて、生徒としっかりとお話します。なぜ宿題をしなければならないのか、遅刻するといけないのか、無断で休んではいけないのかをしっかりとお話します。もちろん1回で分かってくれないことも多々あります。これは生徒に話をし続ける以外方法はありません。諦めると間違った社会的ルールを植え付けることになるので、とにかく何回も話をします。その中で、自我と、社会とのバランスを学んでもらいます。初めから頭ごなしに否定すると自我を否定することにつながってしまうので、なるべく見守りつつ、これはダメということは全力でダメと理解させるということを徹底するようにしています。

3. まとめ


文章で書いていると簡単に書けるのですが、実際に経験するととても苦労が絶えないと思います。他者である私からしても大変だなと感じることも正直あるので、これは保護者の方からしたら本当に悩まれることも多いかと思います。時にはお子様に厳しく当たってしまうこともあると思います。私も時々ありますし…。そんな時に落ち込まず、気軽に相談できる、話を聞いてもらえる存在として私も何か役に立てるようになっていければなと思います。

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